高杉 洋子(2008年6月資格取得)
糖尿病の治療は、それぞれの患者さんが自分で行うセルフケアが中心となります。その中身は食事療法・運動療法を中心としたものになりますが、自分のできる範囲で無理なく続けられるものをみつけ、生活の中でそれを工夫しながら実践していくことが継続の鍵となります。
また、時に必要となる内服薬やインスリン注射などの薬物療法についても、その選択、実践方法、継続のためのサポートが必要です。糖尿病看護認定看護師として、長い療養生活を送る患者さん一人ひとりの生活に沿い、どのようにセルフケアを行っていけばよいか、患者さんやその支援を行うご家族と一緒に考えていきたいと思います。

久保 絢子(2014年6月資格取得)
糖尿病は自覚症状に乏しく、気づいた時には神経や眼、腎臓・心臓・脳に大きな合併症を引き起こす病気です。これらの合併症は生活の質(QOL)を大きく損ねる可能性があり、早い段階で糖尿病の予防・進展阻止のための治療と療養が必要となります。
しかし、その治療や療養には、食事や運動などの生活習慣の変更や制約が生じたり、内服薬やインスリン注射などの薬物療法が必要となる場合があります。小児から妊娠期、働き盛りの壮年期、ご高齢の方など様々な患者さんに対して、他職種と連携しながら患者さんのできることに目を向け支援していきます。良好な血糖コントロールを行うために、「生活の場=治療の場」であることを重視し、一人一人の患者さんにあったセルフケアの方法を患者さんやご家族とともに考え、サポートしたいと思います。
