宮崎県立宮崎病院は、大正10年(1921年)10月に開設され、来年の10月で100周年を迎えます。いままで県民の皆様の厚い信頼にささえられてきた宮崎県の中核病院です。現病院は築35年以上経過し、医療を提供する上で不都合な点が多数でてきました。そこで現病院の敷地内に新病院の本体工事が令和元年5月から開始されています。令和4年1月に新病院開院、グランドオープンは令和5年4月予定です。新病院開院にあたり、当院の“目指す姿”を策定しました。

県民の誇りとなる新たな病院、新たな100年を始めます
~これまでもこれからも患者とその御家族のために~
目指す姿
- 県民の皆さんから愛され、信頼される病院として
患者さんやご家族に寄り添い、満足と信頼が得られるよう努めます。
常に安全に配慮した医療環境の維持・向上に努めます。
県内の医療機関と連携を密にし、県全体の中核病院としての役割を果たします。 - 高度急性期医療の拠点病院として
日々進化する医療環境に即応し、県民の皆さんに最高水準の高度医療を提供します。
地域で安心して暮らせるよう、断らない救急医療を提供します。
未来の地域医療・高度先進医療を担う優秀な人材を育成します。 - 災害時に拠点となる病院として
いかなる災害にも即応し、県民の皆さんの命を守る拠点となります。
これら“目指す姿”に向かって、新たな県立宮崎病院の歴史を刻むつもりです。
令和元年12月に中国武漢市で初めて報告された新型コロナウイルス感染症は瞬く間に全世界に広がり、令和2年3月11日にWHO(世界保健機関)は新型コロナウイルス感染症の流行をパンデミックと宣言しました。日本では1月16日第一例目が報告され、7月26日には新型コロナウイルス陽性者は29,382名まで増加しています。さて宮崎県では3月4日に本県一例目となる新型コロナウイルス感染症症例が発生しました。以来宮崎県では67名の新型コロナウイルス感染症患者が発生しましたが、当院は第一種及び第二種感染症指定医療機関に指定されていますので、患者の速やかな受け入れ等適切な対応を行っています。
第2波、第3波が危惧されていますが、当院は第一種及び第二種感染症指定医療機関として迅速に対応していくつもりです。
当院に課せられた役割は多岐にわたりますが、職員一丸となって宮崎県の中核病院としての役割をこれからも果たしていく所存です。今後共ご支援のほど宜しくお願いいたします。
なお、当院の詳細につきましては、ホームページのそれぞれのコーナーでご紹介しますので、是非ご覧ください。
令和2年7月
