この度、2026年4月1日宮崎県立宮崎病院の第9代目病院長を拝命しました眞柴晃一です。
当院は、1921年(大正10年)10月1日に100床の総合病院として設立され、戦中、戦後と県の中核病院として医療を牽引してきました。近年は、少子高齢化、交通インフラや情報化社会の発展、物価高騰等の社会問題に加え、高度先進医療、小児周産期医療、救急医療、災害医療、バンデミック感染症医療、へき地医療と医療ニーズは多彩になっています。築40年になる旧病院では、医療ニーズの対応が困難になったため、ダビンチ等の高度先進医療、ヘリポートを備えた救急・災害医療、病室と動線を隔離した感染症医療の提供が可能な新病院が計画され、昨年9月に、約6年の歳月を経て、502床の新病院がグランドオープンしました。
私は、2018年に内科主任部長として赴任し、2019年より副院長、感染管理科部長、医療安全管理科部長を兼務してまいりました。副院長就任後より、新病院の建設が始まり、ほぼ同時に、未知のコロナ感染症のパンデミックが発生し、蔓延する中、病院機能評価の審査、新病院への引越し、旧病院の解体工事が行われました。これらの事業を無事完遂できたのも、県民の皆さまの温かいご支援の賜物と感謝しています。そして、何より、105年の歴史と伝統が育んだ県宮魂を持って、全職員が一丸となって取り組んだ成果と考えています。

これからの当院は、高度先進医療や救急・災害医療ばかりでなく、宮崎県でも社会問題となっている地域医療や女性のヘルスリテラシーにもフォーカスを当て、医療的側面から地方創生に取り組みます。
県立宮崎病院の使命は、病院理念でもある、「地域と共に歩み、良質で高度な医療を提供する患者さん中心の病院を目指す」です。環境が変化しても、レジリエンスを持って、常に適切な医療を県民に提供することを目指しています。日々研鑽を積み、地域の医療機関と連携し、全職員が協働して、県民の皆様、患者の皆様が、笑顔にあふれ、安心した暮らしがおくれるように医療を提供していきます。これからも、更なる御支援をお願いします。
令和8年4月
宮崎県立宮崎病院 院長 眞柴 晃一

