河野 美由紀(2015年6月資格取得)
摂食・嚥下障害とは、普段私たちが何気なく食物や水分を「食べる」「飲む」といった行為が何らかの原因で障害された状態のことをいいます。
摂食・嚥下障害の怖いところは、食事形態や食事の摂取環境、食事介助の方法が適切でない場合、「窒息」や「誤嚥」を引き起こし、命にかかわる事態へと陥る可能性があることです。
現在、私は脳神経センターに勤務し、脳疾患、神経筋疾患、歯科口腔外科疾患の患者さんへの看護を行っています。病棟には摂食・嚥下障害のある患者さんも入院されています。
患者さんへの安全な食事環境を提供し、「食べる喜び」を患者さんに感じていただけるよう、努めています。また、医師・歯科医師、言語聴覚士や栄養士、摂食・嚥下障害看護リソースナースと連携、協力しながら、専門的な知識や技術を用いて疾患や症状を観察、アセスメントを行い、適切な看護が提供できるように努めていきます。
