健診で尿検査異常(蛋白陽性、潜血陽性)ないしは腎機能低下を指摘された方、またはネフローゼ症候群を呈する患者さんに対し、可能な限り腎生検を行って原疾患を診断し、適切な治療を検討、実施しています。既に進行した腎機能障害がみられる患者様については、生活習慣の改善を中心に腎機能障害の進行を緩やかにすべく、尽力しています。末期腎不全に至った患者様に対しては、患者様の状況に応じて、移植、人工透析(血液、腹膜)の選択を行って、安全に移行できるようにしています。
腎臓は、食事で摂取したものが吸収代謝されて尿として排泄される臓器であり、病期、病態に即した食事内容を守ることが重要です。当科では、管理栄養士と緊密に患者様の状態を共有し、適切な栄養療法を行うようにしています。