当科では、内科外来・外科化学療法室・8階東西病棟を中心にがん薬物療法を担当し、緩和ケアチームとも密に連携することでQOL保持と病状のベストアウトカムの実現を目標に治療を実施しています。これまで臓器ごとに担当医を分けていましたが、2020年4月よりワンチームで消化器がん・乳がん・その他を担当することになりました。
消化器がん
担当:在田・川越志穂・片寄
食道・胃・大腸・胆道・膵臓のがん薬物療法を担当しています(※肝細胞がんは担当できません)。入院治療は主に8階西病棟(がん治療センター内科病棟)で、消化器内科と連携して診療を行っており、消化器外科とも常に密な連絡体制をとっています。(一部の薬物療法については当科との連携のうえで外科で実施することもあります)。
診療実績
新規患者数 | 2018年1~12月 | 2019年1~12月 |
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食道がん | 17例 | 11例 |
胃がん | 21例 | 19例 |
大腸がん | 19例 | 23例 |
膵がん | 26例 | 31例 |
胆道がん | 18例 | 10例 |
GIST | 2例 | 2例 |
担当実績 | 2018年1~12月 | 2019年1~12月 |
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入院実績 | 284件(例) | 311件(例) |
(原発不明がん、その他を含む)
乳がん
担当:片寄(・在田)
乳がんの薬物療法を、周術期治療を中心に乳腺外科とチームで担当しています。入院治療は主に8階東病棟(がん治療センター外科病棟)となります。
※化学療法科(乳がん担当)への直接紹介はお引き受けしておりません。一旦、乳腺外科へご紹介ください。
診療実績
担当実績 | 2018年1~12月 | 2019年1~12月 |
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入院実績 | 128件(例) | 144件(例) |
原発不明がん・その他
担当:在田・川越志穂・片寄
原発不明がんや重複がん、臓器専門家不在の稀ながん腫(軟部腫瘍など)について、必要に応じて高次病院と連携するなどして可能な範囲で診療をお引き受けしています。また、転移性腫瘍の診断、緩和ケア、コンサルテーション対応などを行っています。
当院は日本臨床腫瘍学会認定研修施設となっており、当院での研修は同学会のがん薬物療法専門医資格申請に際して必要な研修要件に該当します。