当院は宮崎県地域防災計画に基づく基幹災害拠点病院です。基幹災害拠点病院とは、災害発生時に中心的に活動する救命施設であるというだけではなく、県内にある災害拠点病院に対し教育・指導を行う役割があります。
当災害対策チームは、平成16年9月1日に院長直属のプロジェクトチームとして発足し、現在はチームとして院内外での活動を行っています。チーム員は厚生労働省の開催する日本DMAT養成講習会に参加し、隊員としての知識・技能を身につけ、国や県単位の災害訓練にも積極的に参加することで自己研鑽に励んでおります。
今後は、日向灘沖地震や東海・東南海地震の発生も懸念されておりますが、災害発生時にも適切な医療が提供できるよう、職員一丸となって体制作りに努めてまいりたいと思います。県民の皆様のご理解と御協力をお願い致します。
透析室
概要
スタッフ
腎内科医師 | 2名 |
---|
泌尿器科医師 | 3名 |
---|
看護師 | 7名 |
---|
臨床工学技士 | 9名(兼務) |
---|
治療・看護・業務内容
当院の透析室は、入院されている患者さまが対象です。
- 人工透析を初めて受ける患者さまのサポート(導入期管理)
- 手術・検査などで入院された患者さまの維持透析
- 急性腎不全時の救急治療
- 腹膜透析(CAPD)導入、維持管理
- 腎移植手術前後の透析管理
☆当院の透析室は、日本透析医学会より教育関連施設として認定されています。
看護師長から患者さまとご家族の皆様へ
- 安全で適切な透析医療を提供するために、医師、看護師、臨床工学技士、病棟、外来と連携をとりながらチーム医療を行っています。透析環境を整え、患者さまの不安や苦痛の軽減を図れるようにチームで対応していきます。
- 患者さまに、安楽な透析時間を過ごしていただけますよう、患者さまの声に耳を傾け、チームで対応していきますので、何かお気づきのことがありましたら遠慮なく声をかけてください。
当院8階がん治療センターでは、全県レベルの基幹病院として、患者の立場に立ち、高度で質の高いがん医療を提供しています。
病床は、外科系(8階東)46床、内科系(8階西)44床です。
平成19年1月のセンター開設に伴い、病理科、血液科、化学療法科の3科を新設しています。
外科、放射線科、病理科の医師による症例検討会の様子。
20名近い医師が検討を重ね、手術方法、治療方法などが決定されていきます。
- 細胞診断、生検組織診断などの病理診断、診断結果の蓄積を行っています。
- がん治療においては、治療過程で病理所見を参照する必要性が高く、病理科は集学的がん治療を支えています。
- 内科疾患の中の血液疾患を専門的に診断し、治療を行っています。 (対象は、急性・慢性白血病などの血液の悪性腫瘍を中心に、難治性貧血、血小板減少症、血液凝固障害などです。)
- 化学療法、免疫抑制療法、造血幹細胞移植をはじめとして最先端の治療を行っています。
- 化学療法は、いわゆる抗がん剤治療のことであり、外科手術、放射線療法などと併せ、集学的治療を実践していくためのがん治療の柱の一つです。
- 化学療法科では、腫瘍専門医を中心に、患者に応じた抗がん剤の選択、投与量、投与頻度の検討を行い、患者に応じた治療を提供しています。