院長挨拶
院長 嶋本富博
来年夏頃のグランドオープンに向けて工事も進んでおり、旧病院の解体後、正面玄関の庇の工事も始まりました。駐車場の工事もまもなく開始予定ですが、今しばらくご不自由をおかけします。
いよいよ来年は、2025年を迎えますが、「2025年問題」はなんとか乗り越えられそうです。
次なる課題として、生産年齢人口の急速な減少、高齢化のさらなる進行となる「2040年問題」に向け、原資となる介護保険収入の維持、複数の疾患を持つ患者の増加や介護需要の急速な増大に合わせた医療ニーズの対応といったことを解決していかなければなりません。本年の診療報酬でも、以上のことを念頭においた改訂となっていると理解しています。特に介護と医療とのシームレスな連携、高齢者救急については、地域としても対応していくことが必要であり、このような中で、ますます介護施設も含めた密なる地域の連携を構築することが重要視されます。

当院は、地域の高度急性期・急性期病院としての役割を果たしていきたいと思っておりますので、ご助力・ご協力よろしくお願い致します。
患者支援センター長就任挨拶
患者支援センター長兼外科部長 日髙秀樹
2024年4月から患者支援センター長に就任した日髙です。
近年の医学進歩は目覚ましく、医療が高度化、細分化されていく中で、患者さんのニーズも多様化してきました。もはや単施設のみでは十分な医療を提供することが難しく、地域医療における役割分担と施設間連携の必要性が高まっています。
本院の理念である「良質で高度な医療、患者中心の医療」とは、本院が県の中核病院として、また地域がん診療連携拠点病院としての役割をしっかりと果たすことであり、そのためには地域の医療機関や保健所、介護施設等との連携をさらに深め、患者支援センターがそのセンターとしての機能を十分発揮できるように進化しなければなりません。

当院は急性期治療が必要な患者さんを多数ご紹介いただくことによって成り立っており、治療を終えて病状が安定した後は、速やかに退院、またしかるべき医療施設への転院を目指します。
患者さんが県病院に紹介されてよかったと思っていただけるように総力で取り組んでまいります。これからもご支援賜りますようお願い致します。
患者支援センターからのお知らせ
地域連携交流会・腹膜透析レクチャーを開催しました
2023.12.9
例年、地域連携専門看護師を中心に院内外の看護連携や在宅看護の実際を学ぶ機会として、院内スタッフと県央地区の訪問看護師による交流会を開催しています。
今回の交流会では、当院で治療を受けた患者さんの外来・入院・在宅での看護の実際を振り返り、意見交換を通して様々な課題を共有しました。
また、腹膜透析を受ける方が増えてきており、訪問看護師へ腹膜透析看護を知っていただくために、透析室看護師による腹膜透析看護のレクチャーを同時開催しました。以前に比べると新しい器具も導入され、管理方法も簡素化されています。安心して腹膜透析を選択できる患者さんが増えることを期待します。
実践プログラム
- 入院前から退院後まで切れ目のない看護を提供するために
~県立宮崎病院で大きな侵襲を伴う治療を受けた一事例を通し院内外の連携のあり方を考える~ - 当院外来・病棟・訪問看護ステーションより事例発表
- 意見交換
- 「地域に繋ごうおうち透析」透析室看護師よりレクチャー

参加者内訳
- 訪問看護ステーション14カ所看護師 21名
- 訪問クリニック1カ所医師1名看護師 2名
- 院内医師・看護師 31名

参加者の声
- 在宅で過ごす患者・家族を支える訪問看護の方々の力を改めて学ぶことができた。
- 病院側の現状を知ることができた。医療の中心は患者さんであり、より良い看護を受けられるよう病院・訪問看護ともにひと踏ん張り必要と感じた。
- 退院指導の時に訪問看護師も同席できたら、退院後も統一した指導ができ患者・家族の混乱が軽減できると思う。
- 退院前カンファレンスは1回でなく2~3回開催し、退院までに情報共有が十分にできるとよい。
- 腹膜透析看護の経験がなく不安だったが、わかりやすい説明で新しい知識を得ることができた。
当院への紹介患者のFAX予約に関する問い合わせ先
FAX予約受付時間:平日8:30~16:15( 土日・祝祭日は除く)
FAX予約センターFAX:0985-38-4166
TEL:0985-38-4158(予約センター直通)
※診療予約申込書の様式については、ホームページ「FAX紹介予約」より、ダウンロードをお願いします。

県民公開講座を開催しました!
2024.3.2(土)
県立宮崎病院では、県民の皆様に医療に関する理解を深めて頂く事を趣旨に、県民公開講座を開催しています。
令和5年度は県内の幼稚園・保育所等の職員の皆様を対象に、
「子どもの急病と事故について」~小児科医が伝える対応と予防~
と題し、小児科大平智子医師がわかりやすく解説しました。
内容
- 保育施設などで遭遇する子供の急病
- 夜間急病センター小児科受診の判断基準などで遭遇する子どもの急病
- 事故(傷害)に関する予防救急対応

Zoomを用いた公開講座でしたので、遠方の方の参加もあり、当日は150名以上の参加がありました。講演後にはたくさんのご質問に対し講師から丁寧な回答を得ることができ、参加者からも好評を得ることができました。
今後も県民の皆様の生活に役立つ公開講座を計画してまいりたいと思います。
※今後の公開講座開催につきましては、随時ホームページに掲載してまいります

Information – 工事に伴う面会受付(土日・祝日)の変更について

病棟での面会について
当院は、予約制で面会を行っております。入館にあたっては、入館要件を満たしている必要があります。
院内感染を防ぐため当院のルールを遵守していただくようお願い致します。
- 面会時間は、14時から17時までとなります。
- 面会日は、面会カレンダーで決まっております。
※詳しくは、当院ホームページでご確認ください。 - 平日の面会受付は、各階の病棟入口。土日、祝日の受付は、「正面玄関」で行います。
- 入館時、面会時は、不織布マスクの着用が必要です。(入院患者も)
今後の感染拡大等の状況変化により再び面会制限となる可能性もあります。ご理解ご協力お願い致します。


