宮崎県立宮崎病院 - Miyazaki Prefectural Miyazaki Hospital

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第16号 県病院から こんにちは

2005.10.07

4D超音波診断装置について

産婦人科
谷口秀一

 県立宮崎病院産婦人科では2004年11月にGE横河メディカルシステム株式会社のVOLUSON730EXPERTというリアルタイム4D超音波診断装置(写真1)を導入し、診療に使用しています。この装置は専用に開発されたプローブを用いることで、従来は2次元画像のみの表示であった超音波検査画像を、体内の横断面・縦 断面・平行面の3つの直交断面でリアルタイムにスキャンして再構築し、3次元画像として表示します(写真2)。さらに時間軸を加えた画像(動画=4D)として表示可能です。これにより検査対象の形態情報と機能情報を詳細に観察できます。また3次元データセットを保存しておけば後でゆっくり検討可能なため、患者様にとっても負担が少なくなります。
 現在は経腹プローブのみのため、主として産科領域に用いていますが、将来的には経腟プロープを導入し婦人科腫瘍の評価や妊娠初期の胎児スクリーニングに使用したいと考えています。

AED(自動体外式除細動器)の設置

脳神経外科
牧原真治

 昨年の7月から、緊急時には一般の人もAEDと呼ばれる自動体外式除細動器を使って、救命処置ができるようになりました。それまでは、医師あるいは指示を受けた救急救命士にしか許されていなかった処置ですが、重症な不整脈によって意識消失した人に対し、速やかな除細動を行うことで、飛躍的に救命率が上がることがわかり、こうした政策がとられることになった訳です。県立宮崎病院では、AEDを外来や病棟、検査室、リハビリ室に備え、緊急時に対応できるようにしています。 (写真1)また、AEDをくリ返して使用する可能性のあるスタッフは、AEDを取り扱う訓練を受けることが望ましいとされており、看護師の救急医療チームが訓練をスタッフ向けに行っています。
 では、AEDがどんなところに設置されているか紹介しましよう。今年は、万博が愛知県で開催さ れましたが、開幕直後にパビリオンに向かって走っていた人が突然意識を失って倒れ、AEDで除細 動を受け意識を回復し、救命された事例が新聞報道されましたが、万博会場には多くのAEDが備えられ、(写真2)のような表示がされています。また、空港などでも至る場所にAEDが設置されています。(写真3)
 かつてバレーボールの日本り一グで、ドノバン選手が試合中に倒れたのに誰も心肺蘇生術をしようとしなかったことに対し、海外からどうして何もしなかったのかと批判を受けたことがあります。命を救うためには、ためらいは捨てなければなりません。心臓が急に止まったとき、助けられるのはすぐ近くにいるあなたです。 AEDは、大きな力になるはずです。

循環器センター開設6ヶ月

心臓血管外科
金城玉洋

 4月に鹿児島大学から赴任したのと同時に8階東病棟が循環器センターとして開設されました。今は単純に循環器内科と心臓血管外科を同一病棟としたものですが、我々心臓血管外科医は二人のみであったため、心臓手術に入っている間の患者ケアが不可能な状態でした。そういうときに循環器内科の先生万にかなり助 けていただけるようになりました。また、循環器疾患に対する内科治療か外科治療かの選択に際しても両科でスムーズに症例の検討ができ、より適切で、より良い治療を受けられるようになったのではないかと思っております。また、手術前検査の多くは内科でして頂くことがほとんどですので、患者様にとって、検査入院と手術時の入院いずれも慣れた同一病棟であることで、安心感を得ることができるのではないかと考えております。

 循環器疾患を大別すると、心臓疾患と血管疾患に分かれます。いずれも緊急または準緊急の治療を要することが多いのが循環器疾患の特徴です。内科治療にせよ外科治療にせよスムーズで迅速な対応が必要なことはいうまでもありません。見た目は元気にしていても突然急変してしまうことは我々循環器に携わるものにとっては常識的なことです。その急変が起こりうる病変を把握し、急変する前にできるだけ早期に治療をすることが重要です。一人の患者様に対して迅速な検査と治療を行う上で、内科医と外科医の連携が大切であるのはいうまでもありません。循環器センター開設はその点において大きな役割を担っています。幸 い11月より心臓血管外科医も3人体制となりました。これまで以上に急患対応が可能となり、宮崎県で心臓手術を必要とする多くの皆様に、高いレベルの心臓外科治療を提供できるようになってまいりました。さらに多くの心臓血管疾患を有する皆様に、よりよき医療を享受していただけるよう、内科、外科ともに寝食忘れてがんばっています。

地域医療連携について

医事課
秋月政光

 近年、患者様へより良質な医療を効率的に提供するために、それぞれの特徴を持った医療機関等が役割を分担し、連携して一人の患者様の療養生活を支える地域医療連携がますます重要となっています。 県立宮崎病院は全県レベルの中核病院として、地域医療の確保や県内の医療水準の向上を図るため、緊急医療や高度・特殊医療等に取り組んでおり、他の医療機関や社会福祉施設等との連携は必要不可欠なものとなっています。

 このような中、当病院内に地域医療連携係を平成15年4月に設置し、その推進に努めているところです。

 地域医療連携係では、他の医療機関や社会福祉施設の訪問等を通じて情報 収集を行い、当院での治療を終えられた患者様が、療養型医療機関への転院 や、介護老人保健施設等への入所を必要とされている場合に、病院や施設を探すお手伝いをしたり、また他の医療機関等からの紹介患者受け入れのお手伝いを行っております。

 皆様の御理解、御協力をよろしくお願いいたします。

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