第6号 県病院から こんにちは

2000.04.10

いのちへの優しさとおもいやり
臓器移植は、あなたの優しさとおもいやりによる臓器の提供があってこそ、成り立つものです。

医学の知識【血管造影検査について】

県立宮崎病院放射線科 西川卓志

 血管造影検査とは大腿部や肘の動脈からカテーテル(細い管)を全身のいろいろな血管入れて造影剤を流し、血管の形や流れ方を調べる検査です。この検査により血管の形の他、出血部位や腫瘍への血管の入り方がわります。(図1:肝臓の血管、矢印は腫瘍部分)近年検査するだけでなく、腫瘍を栄養する血管から抗癌剤を注入したり、血管そのものをつめたりと、治療を目的とすることが多くなりました。抗癌剤を流す場合は腫瘍部分に高濃度の薬剤が流れますので、強い効果が期待されます。この治療法は主に肝臓癌や膀胱癌に用いられており、当院では1年間に役60件施行しています。
 特に肝臓癌の場合は腫瘍にできるだけ近い血管までカテーテルを進めて薬を流します。このときの薬の分布がよくわかるIVR-CT(図2)が平成11年3月に導入され、確実に腫瘍部に薬を流すことができるようになりました。図3は一般の造影CT画像で黒いところが肝臓の腫瘍です。図4はVIR-CT画像で、腫瘍の近くの血管から造影剤を流して撮影しています。薬は白く見えており、腫瘍周辺へ十分に分布していることが良くわかります。
 このIVR-CT装置は血管造影検査とCT検査が同時にできるため、各種疾患の診断・治療にさらに役立つものと考えます。

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