「医療安全管理科」は医療事故を防止し安全な医療を推進するために、H19年4月に設置されました。
現在、医療安全管理科は、兼任医師3名(副院長2名、集中治療科部長)、専従リスクマネジャー(看護師長)、専任患者サポート担当(副看護師長)、専任RRS 担当(副看護師長)、事務職員の計7名体制で、充実した医療安全の提供に取り組んでいます。
安全で質の高い医療の提供のために、各部署代表で構成される医療安全管理委員会や、各部門に配置したリスクマネジャーと連携して、組織横断的な医療安全活動を推進しています。
業務内容
I. 医療安全に係わる調査・点検
- インシデント・アクシデントレポート収集・分析及び管理
(1) 報告件数の推移(報告文化醸成のために推奨される報告件数:病床数×5件)
令和6年報告件数:2322件(目標値:2500件)

(2) 月別報告件数

(3) 医療安全管理委員会 1回/月
(4) 評価カンファレンス 1 回/週
(5) 医療安全ラウンド
R6年度 多職種ラウンド:1回/月 安全・環境ラウンド:9回/年
- 医療事故防止対策の立案・実施・評価
- 各種医療安全マニュアル及びガイドラインの策定など
- 医療安全に係わるシステムを強化する取り組み(一部抜粋)
・R3年11月~処方カレンダー導入:確実な処方管理を行う
・R7年1月~既読管理システム導入:報告書の未読防止 など - 院内や他医療機関における医療事故に対する第三者による事例検証
- その他
・全死亡症例検証、身体拘束状況の把握
II. 医療安全に係わる教育・啓発等
- 医療安全研修の企画・実施
R6年度研修テーマ
(1) 倫理的な安全・安全のための倫理
(2) 医療事故発生時の対応法~専門弁護士の視点から~ - 医療安全情報の提示・周知
(1) 外部情報の院内への発信
・病院機能評価機構からの医療安全情報(毎回発報)
◎加温加湿器との併用による人工鼻の閉塞(No.210)
◎開放式の三方活栓の誤った取扱い(No.214)
◎食事中止時のインスリン投与による低血糖 (No.215) など
・PMDA(医薬品医療機器総合機構)からの安全情報(随時発報)
(2) 院内情報の発信:院内トピックスを中心に
・県宮医療安全情報 No.1~No.51(随時発報)
・医療安全だより 第1~28 号 (毎月発報)
・患者サポートだより 第1~14 号 (不定期発報)
III. 医療安全管理の連携及びネットワーク
- 地域の同等規模の病院との医療安全相互評価など
- 宮崎セーフティマネージメントセミナー運営と参加
IV. 医療安全に係わる相談
- 医療安全に係わる職員や患者さん及び家族からの相談対応
- 患者サポート相談窓口年間相談件数

患者さんやご家族、職員からの医療安全に関する相談をお受けいたします。
ご希望の方は「医療安全管理科」(内線:2411)にお申し出ください。
場所 | 外来2F ㉒番 患者相談窓口 |
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受付 | 月曜日~金曜日(祝日は除く) |
時間 | 8時30分~17時15分 |