宮崎県立宮崎病院外科では、下記の臨床研究を実施しています。皆様には本研究の趣旨をご理解頂き、ご協力を承りますようお願い申し上げます。
研究課題名:大動脈遮断バルン使用時の遮断時間に関する後方視的観察研究
1. 研究の概要
大動脈遮断バルンは,大量腹腔内出血等による出血性ショックの一時的な蘇生処置や,大量腹腔内出血が予想される手術時の術中出血コントロールとして用いられます.大動脈血流を遮断することで出血はコントロールできますが,その間臓器虚血に陥るため遮断時間が長くなると様々な弊害を生じ得ます.そこで当院で大動脈遮断が施行された症例を後方視的に検討し,大動脈遮断時間と合併症等の関係を検討します。
2. 目的
大動脈遮断時間と虚血再灌流等による合併症の有無や入院期間,転帰などを,診療録をもとに後方視的調査を行い、それらの関係を検討します。
3. 対象者
2014年4月から2018年10月までに当院で大動脈遮断バルンを挿入した31例の方が対象です。
4. 方法
対象となる方のカルテ情報から、年齢、性別、挿入時の状況、合併症、予後、血液検査などの情報を利用させて頂き、情報の解析を行います。
5. 費用負担
この研究を行うあたり、対象となる方が新たに費用を負担することは一切ありません。
6. 利益及び不利益
この研究にご参加いただいた場合の利益・不利益はありません。参加を拒否された場合でも同様です。
7. 個人情報の保護
研究にあたっては、対象となる方の個人を同定できる情報は一切使用しません。
8. 研究成果の公表
この研究で得られた研究成果を学会や医学雑誌等において発表します。この場合でも個人を特定できる情報は一切利用しません。
9. 参加拒否したい場合の連絡先
この研究に参加したくない(自分のデータを使ってほしくない)方は下記連絡先へ申し出てください。
10. 疑問や質問があった場合の連絡先
この研究に関して疑問や質問があった場合は下記連絡先へ遠慮無く連絡をお願いいたします。
連絡先
宮崎県立宮崎病院 外科 医師 中村 豪
外科外来 0985-24-4181 (代表)